歯周病は歯を悪くするだけではなく、全身疾患をも引き起こすことをご存じでしょうか?
心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、バージャー病、細菌性肺炎、糖尿病、早産・低体重児出産、関節リウマチ、HIV、アルツハイマー病といった病気を持つ人は、歯周病にかかっている割合が高いという報告があります。
心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、バージャー病、細菌性肺炎は、歯ぐきの血管に入った歯周病菌が直接関わっていると考えられています。
糖尿病、早産・低体重児出産、HIVは、歯周病菌そのものではなく、歯周病菌や歯周組織の炎症によって分泌されるサイトカインという物質の影響だと考えられています。
サイトカインは、脂肪や筋肉の細胞に働きかけてインスリンがきかないようにしてしまいます。
そのため、歯周病は、網膜症や腎臓病、神経障害、心筋梗塞、脳梗塞についで、糖尿病第6の合併症とも呼ばれています。